椎間板ヘルニア

背骨と背骨の間には椎間板があります。椎間板は水分量が非常に多く、背骨の負担を最小限に抑えれためのクッション機能があります。このクッションは水分量が非常に多く含まれています。加齢に伴い水分が少なくなり椎間板が潰れていきます。そして椎間板の変形して、神経を圧迫することにより神経を刺激してしまい坐骨神経痛の症状（足痺れや痛み、筋力の低下）が症状として現れます。

椎間板ヘルニアの好発部位は第4腰椎と第5腰椎、第５腰椎と仙骨の間です。障害されている神経の筋力低下、感覚障害、痛み、痺れが特徴です。症状が強い場合は排尿障害や足に力が入らなく、足首を動かすことができなくなります。排尿障害や下肢に力が入らない場合は手術適応になります。手術適応になる前での受診をお勧めします。

椎間板へのストレスが増加する姿勢を繰り返すと症状が出やすくなるとされています。立位を100としたときと比べると、前かがみで荷物を持った時は約3倍近いストレスが椎間板に加わっていると言われています。重量物を持ち上げる機会が多い方は注意が必要です。そのような方には市販のコルセットが有効にです。

上記の図のように立位に比べて寝ている状態の方が腰へのストレスは軽減されます。ヘルニアの方で症状が強くなった際は上向きで寝て安静を保つと症状が軽減され事があります。また前屈動作や座位では立位に比べてストレスが強くなるので長時間の座位や物を拾う動作は避けるようにすると痛みが軽減します。

椎間板ヘルニアはMRI（下図参照）によって診断がつきます。しかし症状が出ていない人もMRIを撮るとヘルニアがある方がいます。同じヘルニアの画像所見がある方も痛みや、痺れがある方とない方が存在ます。その違いは神経周囲の筋肉の硬さです。筋肉が硬いと神経を圧迫してしまい、神経に炎症が生じて、痛みやしびれが出現します。当整体院では神経周りの筋肉の硬さをみつけ症状を軽減させていきます。整形外科で椎間板ヘルニアと診断された方でも症状が軽減します。

腰痛のある方は無意識的に腰に負担が強い動作を行っている傾向があります。当整体院では丁寧に問診を行い日常生活の何が問題になっているか確認をして症状軽減を目指します。

仕事の動作や椅子やパソコンの位置などで症状が軽減数る方は多数見られます。

腰痛は骨盤のズレや肋骨、背骨の柔軟性の低下、股関節の柔軟性の低下など様々です。当整体院では全身の検査や可動域の確認をして、腰痛の要素を見つけ出し、症状の軽減を目指します。人それぞれ腰痛の原因は異なるので当院では一人一人オーダーメイドの治療を行います。

体幹筋力も腰痛軽減には非常に重要です。腰痛が強い方は姿勢を保持する際、腹筋を使わず背中の筋力で姿勢を保持する傾向にあります。当整体院では体幹のインナーマッスルの強化を行い腹筋と背筋のバランスを整えます。腹筋と背筋のバランスが整うと姿勢も良くなります。

腰痛で悩んでいる方は呼吸が浅くなっている人が多いです。

不良姿勢や出産などにより腹筋が堅くなったり、力が入らなくなります。その影響で腹式呼吸を行うための腹筋（インナーマッスル）の機能や肋骨の可動性が低下して呼吸が浅くなります。当院での施術ではインナーマッスル強化を目的とした呼吸法の改善を行います。呼吸の練習はリラクックス効果や肩こり、姿勢改善には非常に有効です。