腰痛

腰痛で悩んでいる方は非常に多く、厚生労働省の「国民生活基礎調査」では男性は1位、女性は２位であり、多くの方が悩んでいます。腰痛には手術が不要であり、リハビリが適応となるのが８割程度であり、手術が必要で医療機関に受診する必要がある腰痛は２割程度です。

腰痛は4つの特徴的な症状があります。

痛みが出る姿勢や症状、痛い場所で原因を予想できます。どの姿勢の時に痛みが一番強くなり、どこが痛いか自分で確認してみてください。

前屈腰痛は背中の筋肉を過剰に使いすぎることが原因で発症します。重量物を持ち上げることが多い人または、重い物を持ち上げた後に発症することが多いです。また猫背になっていることにより、腰の筋肉に負担が過剰にかかっている可能性が高いです。痛みの出る部位は下記写真をご覧ください。

治療方法は固まっている筋肉をほぐしたり、ストレッチすると症状は軽減します。ストレッチ、マッサージで症状は軽減しますが、それは対処療法にしかなりません。

重量物の持ち上げる方法を変えたり、腹筋をつけて、背中の筋肉の負担を減らすと同時に猫背を軽減させることが非常に重要になります。

可能性が高い病名：筋筋膜性腰痛　　椎間板症

伸展腰痛とは腰を反った時に痛みが強くなる腰痛のことを言います。腰を後らすと骨の中心付近の筋肉（多裂筋）鋭い痛みが出るのが特徴です。

腰が反っている人に非常に多い腰痛の一つです。

腰が反っていると椎間関節（写真参照）に対して圧力が高くなり痛みの原因になります。

反り腰はマッサージだけでは症状は軽減しません。

反り腰になっている人は股関節に異常をきたしていることが多いです。根本治療には股関節の可動域の改善と骨盤矯正が必要になります。

可能性が高い病名：椎間関節性疼痛

臀部痛の原因は非常にいろんな疾患がありますが代表的なのは仙腸関節痛と臀部の神経痛です。

仙腸関節痛の特徴はお尻の痛みが主症状でありますが、股関節の前方や太もも裏のまで痛みを感じる人が多いです。（下の図を参照ください）

横向きで寝たり、歩いた時にお尻の痛みが増加した場合は仙腸関節痛の要因が高いです。

神経痛の場合は痛い場所がはっきりしないのが特徴です。痛い場所をピンポイントで刺すことができず、このあたりがなんとなく痛いと感じるものです。繊細に評価すると、触るとお尻の感覚が鈍くなっています。また人によっては違和感と感じたり、痺れと感じる人もいます。

可能性が高い病名

　仙腸関節痛　仙腸関節炎　上殿皮神経障害　上殿神経障害

　下殿神経障害　陰部神経障害　

下肢のしびれがある方は坐骨神経などの足を支配している神経に異常が生じている病態です。

代表的なのが坐骨神経痛です。坐骨神経痛の場合太もも臀部、太もも裏、ふくらはぎ、足の裏に症状が出ます。痛みと感じたり、痺れと感じたり、人によって感じ方は異なります。場合によっては足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくいなどの症状があります。　坐骨神経痛は原因は多岐にわたります。その要因を調べて治療していくと症状は軽減します。

可能性の高い病名

　椎間板ヘルニア　坐骨神経痛　大腿外側皮神経障害

　梨状筋症候群

その１：安静にしているときもズキズキと鋭い痛みがある

その２：安静にしているときの鋭い痛みが2日以上続いている

その３：連続して２０m以上歩くことができない

その４：失禁してしまう

上記の場合は内科的な疾患が原因の場合や、手術や注射が必要になる場合がありますので医療機関への受診がおすすめです。上記項目に当てはまらない腰痛の方は当整体院で対応することができます。